会社設立のメリット|鎌倉市大船地区および横浜市栄区の行政書士事務所

相続

会社設立のメリット

起業など新たに事業をはじめる際に、「個人事業」で行うか、「会社を設立する」か迷われる方がいらっしゃいます。 2006年に会社法が改正され、昔に比べ手軽に会社が設立できるようになりました。 ここで、会社設立をお考えの方に役立つメリットについてご紹介いたします。

会社設立

■資本金が1円から設立できる

株式会社設立時の資本金が1円から行う事ができます。2006年以前は、株式会社は資本金1000万円以上、 有限会社は資本金300万円以上という決まりがありました。 現在は1円から設立できますので、誰でも新規参入がしやすくなっております。

■取引先、仕入先などから信頼が得られやすい

個人事業が信頼されないという事ではありませんが、株式会社の方が銀行から借入れや融資など資金調達がしやすいケースがあります。 また新規の取引の際、取引先に与える印象は個人よりも株式会社の方が良く、個人事業とは取引をしない会社はまだ多く存在しています。

■決算月を自由に設定できる

個人事業の場合ですと、1月~12月の収支を確定申告するのに対し、株式会社では決算月をご商売の都合に合わせて設定することができます。 その為、ご商売の繁忙期などを事業年度の開始月に設定する事により、節税対策など計画的な経営ができるようになります。

■責任の違い

個人事業主の場合、事業上の責任や債務について無限の責任があります。仮に事業が上手くいかなかった場合、 債務は全て個人が支払うものとなります。しかしながら株式会社の場合、有限責任となり、出資者は出資の範囲のみ責任を問われます。 万一の際は自分の財産まですべて切り崩す必要はなく、 責任やリスクは極めて限定的です。但し、社長個人が保証人となっている借入等は返済しなければなりません。

その他にも「経費で認められる範囲が個人事業主より広い。」や「生命保険料が経費になる。」などメリットがあります。 ご商売を永続的にお考えであれば、この機会に会社設立してみる事をご検討下さい。